日比谷会計事務所の経営管理(管理会計)コンサルティングサービスについて、目的、業務内容、コンサルティングの進め方に関してご説明させて頂きます。
経営管理業務に関する良くある課題と、支援ポイント
経営管理を支援をする上で、日比谷会計が心掛けているポイントは下記の3点です。
良くある課題 | 内容 |
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経営管理の仕組みがなく、どんぶり勘定になっている |
1.経営管理の整備
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原価計算・原価管理の仕組みがない |
2.原価計算・原価管理の整備
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経営管理の活用が十分に出来ていない、活用方法がわからない |
3.経営管理の活用のサポート
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経営管理制度の内容
各種の戦略判断と全社一丸の業務活動を下支えする経営管理制度(7個の管理制度)の構成図となります。
経営管理制度の内容は以下のとおりです。
01
- 多軸採算管理
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- 事業が成長してくると、全社レベルの採算管理だけでは不十分となり、適切な単位で経営判断が行えないという課題がございます。
- 経営判断に資する管理軸での採算管理の整備について支援いたします。
02
- 原価管理
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- 1つ1つの製品原価を把握し、適切に管理していかなければ利益を確保することは困難です。
- 目標原価と実際原価の原価差異の把握と分析のための月次マネジメントの仕組みづくりを支援いたします。
03
- 予算管理/着地予測
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- 実績と年度予算及び受注が確定した段階で作成する実行予算の予実比較をしなければ、現在の状況を正確に把握することができません。
- 毎月、着地予測を更新していくことで、狙いどおりの決算や機に応じた投資実行が可能となります。
04
- 実際原価計算システム
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- 多品種少量生産や多段階生産工程等の企業様等については、いずれかのタイミングで原価計算システムの導入についても検討する必要がございます。
- 原価計算システム導入につきましても、会計的側面から支援いたします。
05
- 生産性管理
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- 不良率、稼働率、能率といった生産性を適切に管理していかなければ利益を確保することは困難です。
- 生産性指標と原価差異の比較等を通じた月次マネジメントの仕組みづくりを支援いたします。
06
- 投資管理
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- 投資効果の分析から、精度の高い投資回収計画(収益計画・キャッシュフロー計画)の策定等の投資管理の仕組みづくりについて支援いたします。
07
- 資金管理
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- 受注、調達予測と資金繰りを紐づけて精度の高い資金予測の策定について支援いたします。
- 社内の情報を集約し、タイムリーに回収・支払の中身を確認できる体制づくりを支援いたします。
戦略判断・投資判断への活用
(分析・シミュレーション)
構築した経営管理の仕組みをベースとして各種の分析・シミュレーションが可能になります。
有望事業の分析、限られた経営資源の最適配置、撤退判断ミスによる赤字幅の拡大に対する早期対処、過剰投資による業績悪化・資金繰り悪化の防止等、様々な局面で数値に基づいた経営判断が重要となります。
項目 | 経営上の必要性 | 支援ポイント |
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戦略判断への活用 |
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活用例(実績一部) | ||
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投資判断への活用 | 経営上の必要性 | 支援ポイント |
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活用例(実績一部) | ||
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段階的アプローチの採用
原価管理や経営管理をいきなり完璧に整備できる企業はございません。何度も何度も改善していく必要があります。また制度を作って終わりではなく、活用しなければ意味がございません。
そのため、日比谷会計の原価管理・経営管理コンサルティングでは、税務顧問先、財務コンサルティング先に対して、顧問契約の中で各社様の成長段階に応じて無理なく整備を進めていくスタイルを採用しております。
大手会計ファームのような、短期間の集中的な支援スタイルでは、中堅・中小企業が有効にコンサルティングを利用するのは正直、難しいと考えております。